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【オンライン授業 #1】吉和からルバーブを!〜よしわ有機農園 石橋瑠美子先生~






満面の笑顔が印象的な石橋さん。その笑顔の源はどこにあるんだろう。廿学1回目の授業は、廿日市市吉和にある「よしわ有機農園」で働く石橋瑠美子さんを先生にお迎えし、石橋さん自身のこと、ルバーブの魅力や吉和地域との関わりについてお話を伺いました。

■石橋さんと、よしわ有機農園

「やってみたら面白くって、いまも面白いという気持ちが続いています。生まれて初めて面白い、寝るのも食べるのも忘れるぐらい没頭できるものに出会いました」そう話す石橋さんのよしわ有機農園への入社のきっかけはひょんなことから。ご主人がよしわ有機農園の野菜に感銘を受けて、それまで関わっていた小売業の仕事から農園に転職。石橋さんも農園のジャムづくりを手伝っているうちにいつのまにか、正式にスタッフとして働くことになったそう。「10年専業主婦をしてきて楽しかったけれど、ずっとこの生活が続くのはどうなのかな?と思っていました。家帰ったら4人の子どもたちのお母さんですが、吉和に来たらそのことさえ忘れて自分自身でいられる、それが面白いと思ってきたんです」最初は土で汚れるのも、虫も苦手だったという石橋さんも今では入社8年目。よしわ有機農園のスタッフとしても、地域でも頼りにされる存在です。

■吉和とルバーブのめぐり逢い

ふきのような形をしたルバーブは、シベリア原産の寒いところで育つ植物で実は野菜ではなくハーブの一種。日本では北海道や長野で栽培されていて、気候が近いため20年前から吉和でも栽培され始めました。女性でも簡単に育てられ、そしてジャムにして食べると美味しい。吉和地域でのルバーブ栽培はすぐに広まっていったそう。

鮮やかな赤い色が印象的なルバーブジャム。廿学事務局のスタッフが試食してみました。さわやかで甘酸っぱい、独特な舌触り。ヨーグルトなどの乳製品と相性がよく、クラッカーにクリームチーズとルバーブジャムをのせて食べるのが、石橋さんのおススメ。「梅仕事、味噌づくりをするように、ルバーブのジャムづくりも季節の手仕事にしていきたいなと思います」今ではすっかりルバーブジャムのとりこだという石橋さんのこれからの目標だそう。

■地域との関わり合い

編んだ縄の長さを競う「縄編み競争」に運動会定番の「あめ玉探し」。小さな子から高齢者までどの年代も楽しめる地域の運動会は地域の人が全員参加する行事。今では石橋さんも毎年参加するのが恒例になっています。

よそ者が子連れで、なんかわからんけどやってる。入社当初は地元の人たちからの理解を得るのにも時間がかかったそう。しかし、熱心に取り組んだルバーブの加工がきっかけとなり、一気に地域との関わりが深まり、やっと溶け込めたかなと思えるように。現在、よしわ有機農園では地元の農家さんが作られた規格外のルバーブを全部買い取り、ジャムやシロップなどの加工品にされています。農家さんにとっても作ったものが破棄することなく100%加工される、そんな安心感と信頼が、石橋さんと地域の方との関係性をより強いものにしているのかもしれません。

授業の後半は参加者のみなさんも交えてワークショップ 「廿日市市出身なので他の人が思う廿日市市のいいところを知りたい」「吉和に惹かれる」「土づくりや野菜作りに興味がある」という参加理由が聞かれました。参加者の方の自己紹介が終わった後は、いろんな疑問質問を石橋さんに伺ってみました。

〇有機野菜ってどんな野菜?

有機野菜とは、農薬・化学肥料を使わない農産物のことです。よしわ有機農園の野菜は味が濃く、それぞれ野菜のにおいがします。食べた後にその野菜の印象が残り、苦手な人でもこれなら美味しいって食べられる人もいて、私は畑でおなかがすいたらぼりぼり食べてます(笑)。

〇吉和って、石橋さんにとってどんな場所? 毎日楽しみで通っています。もともとの出身は四国、専門学校入学を機に広島にきました。今ではどっぷりと吉和にはまっています。吉和は1000人弱のエリアだからこそ、おのずと関係が濃く、必要とされあうんじゃないかなと思います。頼まれたことを快く引き受けていたら、自然と地域に溶け込ませてもらっていました。実は吉和に通っていた当初は地域との関わりは求めてなかったんですが、やってることで喜んでもらってる、役にたってるんだろうなと引き受けることの積み重ねがにつながっているんだと思います。

〇有機農園塾にはどうやったら参加できますか?

10月まで月2回開催しています。いつでもご連絡ください!

あっという間の90分。石橋さんのお話を聞きながら、みなさん終始、笑顔が絶えませんでした。石橋さんの「笑顔の源」はきっと、吉和のみなさんとの交流やよしわ有機農園での仕事を思いっきり楽しんでいる、そんな石橋さんの在り方にあるんじゃないかなと感じました。そして石橋さんを訪ねて、ますますよしわ有機農園や吉和へ遊びに行きたくなりました。

レポート/大田真奈